江戸川乱歩全集１ 屋根裏の散歩者

「二銭銅貨」
一枚の銅貨を巡る二人の書生の知恵比べ

「一枚の切符」
女の偽装飛び込み自殺の真相を切符が握る

「恐ろしき錯誤」
なぜ妻は焼け死んだか？男はある結論にたどり着いたのだが

「二廃人」
湯治場で知り合った元兵士に夢遊病者が語る夢中の殺人

「双生児」
双子の兄に入れ替わった男のミス

「D坂の殺人事件」
観衆の監視下にある古本屋で起きた密室殺人。食い違う目撃証言、犯人はどこに消えたか

「心理試験」
心理試験を研究した犯人の見落とし

「黒手組」
連続誘拐犯黒手組。身の代金受け取りにきた大男は足跡がなかった。身の代金を払ったのに何故娘は帰って来ないのか

「赤い部屋」
退屈を紛らわすための集まりに入会した男が語るのは彼が犯した数々の未必の殺人で

「算盤が恋を語る話」
男は告白を言葉にするには余りに臆病だった

「日記帳」
死んだ弟の日記に残る通信記録。余りに純粋な弟の恋の結末

「幽霊」
自分を恨んでいた男の訃報に安心したのも束の間幽霊になって祟るという手紙が。そして手紙通りに死んだはずの男の影が身辺に現れて

「盗難」
給料を見事な手口で盗んだ賊の意外な犯人

「白昼夢」

「指輪」

「夢遊病者の死」
夢遊病が原因で家に戻された息子は朝、庭で死んでいる父親を発見した

「屋根裏の散歩者」
人生に退屈した男は屋根裏を徘徊して他人の生活を覗く遊びを始めた

「百面相役者」
余りに上手く変装する役者と墓荒しの関係

「一人二役」
妻が浮気するのはいかな気分かと違う男のふりをして帰宅した夫

「火縄銃」
旅先で兄が弟の火縄銃で撃ち殺された