医療ミステリーの名手が贈る青春(?)コージースリラー。
ずば抜けた技術と発想をもち経営力を全く持たない父を手伝い営業係となった主人公の前に学生時代の悪友が現れ、持ちかける。「1億円欲しくないか?」
ふるさと基金の1億円で作られた金の地球儀は今、ずさんな警備体制の元におかれているらしい。元の警備会社の契約が切れ、新しく警備の契約を結んでいたのはズブの素人の――自分の会社だった! しかも地球儀が盗まれればこれを全額弁償しなくてはならない恐ろしい契約だ。果たしてこの契約から逃れて黄金を盗むことはできるのか?
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