強盗に襲われて死傷した二人の男女を残し部屋を飛び出すと、人々は言葉の代わりに数字を話し、太陽が滅び、恐竜が茂みに潜む、変わり果てた世界に僕は迷い込んでいた。占星術殺人事件のように部屋に残された男女二つの遺体を二つに切って繋げると、両性具有者は僕に口付して部屋を出て行ったのだった・・・。
精神異常としか思えない内容の日記から、御手洗潔が突拍子もない真相を探り当てる。
面白かった。
耽美性が強く。日記の中の超現実が次々に現実に解体されていく過程も痛快。
でもひとつ謎が残っているのですが・・・(若しかして私だけ?)
未亡人のところに乱入した美人さんは誰。喬子だったのかね?PR