高貴なる血<ディア>を継ぐ王家正統でありながら、一将軍ムール婦人となり、白い花の館で狂気の中に暮らすディアナ。絶えた筈の純粋な<ディア>を継ぐディアナの子・カトゥサがムール家を継ぐことになったとき、運命<ディア>は再び巡りだした――。
再読。
前に読んだときは、「全く理解できん。わからん」と思ったものですが、今一度読み返してみると、これはもう目茶苦茶面白い。シコウが変わったのか、理解できるくらい賢くなったんだか、さて。
ストーリィは重いですが。人物も重いですが。重いところがいいのかもしれない。
新井女史は、狂人を書くのが巧いのか。
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