皆川博子「猫舌男爵」

「水葬楽」
平均寿命が３０歳を切った時代。かつての長寿世代の一部の老人達は子や孫、曾孫らよりも長生きすることになり、「祖」と呼ばれた。
終末医療の発達は、水槽へとたどり着いた。衰弱の始まった裕福な者は水槽の中で心地よい音楽に包まれて眠り、そのまま死を迎えるのだ。

「猫舌男爵」
古本屋で見つけた「猫舌男爵」という日本語の小説を翻訳したとある学生の物語。
（全く「猫舌男爵」の話は出てこない･･･笑。何者、というかどういう話なんだ？）

「オムレツ少年の儀式」
カフェの花形オムレツ係になった少年。

「睡蓮」
ある女流画家の数奇な人生をさかのぼる。
（エーディト・ディートリヒは架空の人物なのか）

「太陽馬」
（略。あらすじ書いたらネタばれする。）