「冒険なんてものは存在しない、全ては日常の些細な出来事だ」と主張する"日常の哲学者"バルタザール。孤児だった彼は、豪商の娘ヨランドとの婚約を認めてもらうために父親を探すことになる。しかしなんということだろう、父親を探し始めた途端に次々と『父親候補』が現れたのだ! バルタザールは貴族の息子なのか、大盗賊の息子なのか、はたまた……?
バルタザールの父親探しの旅は、逮捕、誘拐、戦争とまさに波乱万丈。それでもバルタザールは家政婦兼秘書兼タイピストのコロカントに「こんなものは日常的なものだ」などと嘯くが。
PR