いくつかの巨大帝国の小国併合による世界平和を実現した20世紀末。イギリスでは「大多数の平均的な人々による民主主義政治と平均的な一個人による独裁政治とは同じだ」という結論により、抽選で国王を選ぶ王政を敷いていた。
そうして国王に選ばれた諧謔家オーベロン・クウィンは、各地域にでたらめな象徴とそれに基づく派手な衣装を作り上げ、中世の自由都市を再現する。各市長や市民らは嫌々ながらこの壮大な冗談に付き合っていたが、ロンドンの小さな街ポンプ・ストリートの市長アダム・ウェインだけは違った。彼は国王のでっち上げた街のアイデンティティを本気で支持していたのだ。道路建設のためにポンプ・ストリートが買収されようかというそのとき、アダム・ウェインはその郷土愛のために建設推進派の他の市に対して戦争を起こした!
そうして国王に選ばれた諧謔家オーベロン・クウィンは、各地域にでたらめな象徴とそれに基づく派手な衣装を作り上げ、中世の自由都市を再現する。各市長や市民らは嫌々ながらこの壮大な冗談に付き合っていたが、ロンドンの小さな街ポンプ・ストリートの市長アダム・ウェインだけは違った。彼は国王のでっち上げた街のアイデンティティを本気で支持していたのだ。道路建設のためにポンプ・ストリートが買収されようかというそのとき、アダム・ウェインはその郷土愛のために建設推進派の他の市に対して戦争を起こした!
記録をつけずに放置していた読了作品。
上のほうが最近読んだやつ。下のほうはもう一年以上前。
マイクル・イネス「ある詩人への挽歌」(桐藤ゆき子訳/教養文庫)
古典名作ミステリ。すばらしい。
ちょっと新本格みたい。
ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」(杉山洋子訳/ちくま文庫)
エリザベス朝時代から始まる、文学を愛するとある貴族の半生。
注意)伝記ではない。
解説によると、ウルフの友人の女流詩人ヴィタの半生と彼女の生家の歴史、イギリス文学史を主人公オーランドーに集約して表現しているらしい。
文体が面白い。なんとなく新井素子みたい。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「九年目の魔法」(浅羽莢子訳/創元社推理文庫)
祖母の家にかかった写真を見て、ふともうひとつの記憶があることに気が付くポーリィ。そのもう1つの記憶では誤って関係のない葬式に紛れ込んでしまったことから知り合ったリンさんとの冒険の数々があったが、今までの記憶の中にそんな人物は現れないのだ。
読んでいる最中は面白かったのだけれど、落ちがわからん。イギリスの古いバラッド『タム・リン』と『詩人トーマス』についての予備知識が必要らしい……
スー・グラフトン「泥棒のB」(嵯峨静江訳/ハヤカワミステリ文庫)
女私立探偵キンジー・ミルホーンシリーズ第2弾。
梶尾真治「ドグマ・マ=グロ」
タイトルは明らかに「ドグラ・マグラ」のパロディ。
中身は……SFスプラッター?
黒田研二「ウェディング・ドレス」
デビュー作。
非常に良かった。大ネタ。
ダイアン・A・S・スタカート「探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ」(対馬妙訳/講談社文庫)
タイトルどおり、ルネサンス期のイタリアを舞台にレオナルド・ダ・ヴィンチが雇い主の城で起きた殺人事件を捜査する話。
面白かった。どちらかというと冒険小説的な面で。
エリザベス・フェラーズ「猿来たりなば」(中村由希訳/創元推理文庫)
トビー&ジョージシリーズ第4弾。
誘拐事件の調査に呼ばれたトビーとジョージだったが、誘拐されたのはチンパンジー。到着早々、ついにチンパンジーの死体が発見される。
最近読んだ海外モノで今のところNo.1かも。「わたしが見たと蝿は言う」のイメージでいたので良い意味で裏切られた。
山口雅也「新・垂里冴子のお見合い」
貴志祐介「狐火の家」
「硝子のハンマー」の続編。短編集。
『狐火の家』家族が留守中の家で娘が殺された。しかし玄関は近くの果樹園からの監視下にあり、唯一開いた窓の外には人が通った痕跡はなかった。
『黒い牙』
北村薫「1950年のバック・トス」
非ミステリ系短編集。
貴志祐介「新世界より(上・下)」
SF。
面白かった。
恩田陸「訪問者」
二ール・ゲイマン「アメリカン・ゴッズ(上・下)」
アメリカ版「豆腐小僧すごろく道中」って感じ。
面白いかったけど納得は出来ない……
なぜか「このミス」なんかの候補に入っていた気がするが、どこら辺がミステリ?
若竹七海「ぼくのミステリな日常」
デビュー作。
西沢保彦「人格転移の殺人」
突然の地震で誤って奇妙なシェルターらしきものに逃げ込んでしまった男女。このシェルターはなんと内部の人間の人格を入れ替える装置だった。共同生活することになったのだが、殺人事件が。犯人は誰の体と誰の人格か?
J.アボット「図書館の死体」
松本清張「点と線」
松本清張「ゼロの焦点」
社会派とは何なのか、と思って読んでみたが良くわからなかった。
短編「遭難」は好き。
折原一「倒錯の帰結」(講談社ノベルス)
「首吊り島」「監禁者」の2作品が一冊の裏/表で組み合わせられている独特な構成の本。
山口雅也「マニアックス」
三島由紀夫「金閣寺」
うーん、私ごときではよくわからん。『神の鉄槌』みたいな感じか?
山田風太郎「怪異投げ込み寺」
歴史もの短編集。
貴志祐介「黒い家」
安孫子武丸「弥勒の掌」
面白かったけどなんて救いのない。
桐野夏生「天使に見捨てられた夜」
A.C.ドイル「シャーロック・ホームズの叡智」(延原謙訳/新潮文庫)
歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」
A.C.ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」(創元推理文庫)
上のほうが最近読んだやつ。下のほうはもう一年以上前。
マイクル・イネス「ある詩人への挽歌」(桐藤ゆき子訳/教養文庫)
古典名作ミステリ。すばらしい。
ちょっと新本格みたい。
ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」(杉山洋子訳/ちくま文庫)
エリザベス朝時代から始まる、文学を愛するとある貴族の半生。
注意)伝記ではない。
解説によると、ウルフの友人の女流詩人ヴィタの半生と彼女の生家の歴史、イギリス文学史を主人公オーランドーに集約して表現しているらしい。
文体が面白い。なんとなく新井素子みたい。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「九年目の魔法」(浅羽莢子訳/創元社推理文庫)
祖母の家にかかった写真を見て、ふともうひとつの記憶があることに気が付くポーリィ。そのもう1つの記憶では誤って関係のない葬式に紛れ込んでしまったことから知り合ったリンさんとの冒険の数々があったが、今までの記憶の中にそんな人物は現れないのだ。
読んでいる最中は面白かったのだけれど、落ちがわからん。イギリスの古いバラッド『タム・リン』と『詩人トーマス』についての予備知識が必要らしい……
スー・グラフトン「泥棒のB」(嵯峨静江訳/ハヤカワミステリ文庫)
女私立探偵キンジー・ミルホーンシリーズ第2弾。
梶尾真治「ドグマ・マ=グロ」
タイトルは明らかに「ドグラ・マグラ」のパロディ。
中身は……SFスプラッター?
黒田研二「ウェディング・ドレス」
デビュー作。
非常に良かった。大ネタ。
ダイアン・A・S・スタカート「探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ」(対馬妙訳/講談社文庫)
タイトルどおり、ルネサンス期のイタリアを舞台にレオナルド・ダ・ヴィンチが雇い主の城で起きた殺人事件を捜査する話。
面白かった。どちらかというと冒険小説的な面で。
エリザベス・フェラーズ「猿来たりなば」(中村由希訳/創元推理文庫)
トビー&ジョージシリーズ第4弾。
誘拐事件の調査に呼ばれたトビーとジョージだったが、誘拐されたのはチンパンジー。到着早々、ついにチンパンジーの死体が発見される。
最近読んだ海外モノで今のところNo.1かも。「わたしが見たと蝿は言う」のイメージでいたので良い意味で裏切られた。
山口雅也「新・垂里冴子のお見合い」
貴志祐介「狐火の家」
「硝子のハンマー」の続編。短編集。
『狐火の家』家族が留守中の家で娘が殺された。しかし玄関は近くの果樹園からの監視下にあり、唯一開いた窓の外には人が通った痕跡はなかった。
『黒い牙』
北村薫「1950年のバック・トス」
非ミステリ系短編集。
貴志祐介「新世界より(上・下)」
SF。
面白かった。
恩田陸「訪問者」
二ール・ゲイマン「アメリカン・ゴッズ(上・下)」
アメリカ版「豆腐小僧すごろく道中」って感じ。
面白いかったけど納得は出来ない……
なぜか「このミス」なんかの候補に入っていた気がするが、どこら辺がミステリ?
若竹七海「ぼくのミステリな日常」
デビュー作。
西沢保彦「人格転移の殺人」
突然の地震で誤って奇妙なシェルターらしきものに逃げ込んでしまった男女。このシェルターはなんと内部の人間の人格を入れ替える装置だった。共同生活することになったのだが、殺人事件が。犯人は誰の体と誰の人格か?
J.アボット「図書館の死体」
松本清張「点と線」
松本清張「ゼロの焦点」
社会派とは何なのか、と思って読んでみたが良くわからなかった。
短編「遭難」は好き。
折原一「倒錯の帰結」(講談社ノベルス)
「首吊り島」「監禁者」の2作品が一冊の裏/表で組み合わせられている独特な構成の本。
山口雅也「マニアックス」
三島由紀夫「金閣寺」
うーん、私ごときではよくわからん。『神の鉄槌』みたいな感じか?
山田風太郎「怪異投げ込み寺」
歴史もの短編集。
貴志祐介「黒い家」
安孫子武丸「弥勒の掌」
面白かったけどなんて救いのない。
桐野夏生「天使に見捨てられた夜」
A.C.ドイル「シャーロック・ホームズの叡智」(延原謙訳/新潮文庫)
歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」
A.C.ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」(創元推理文庫)
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