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友人に勧められて、仕方無くオンライン仮想RPGペルセポネを始める事になった僕。しかし、そこで待っていたのは“アキラ”の死体と、現実の事件の真相、大事な人との出会いであった。

RPGって言って良いのだろうか・・・。
テスト週間に読み終わったためもう細かいことは忘れていたりして・・・(汗)
えーっと、あんまりミステリらしい話ではないが。犯人も見当が付いてしまうし。メグの正体も途中でわかっちゃったし。でも、面白い。休み時間にチョコチョコ読んでいたので続きが気になってしょうがないという状態でしたが。ああ、でも最初のほうで全く違うところを疑ったりしてましたが。穿っているなぁ。
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強盗に襲われて死傷した二人の男女を残し部屋を飛び出すと、人々は言葉の代わりに数字を話し、太陽が滅び、恐竜が茂みに潜む、変わり果てた世界に僕は迷い込んでいた。占星術殺人事件のように部屋に残された男女二つの遺体を二つに切って繋げると、両性具有者は僕に口付して部屋を出て行ったのだった・・・。
精神異常としか思えない内容の日記から、御手洗潔が突拍子もない真相を探り当てる。

面白かった。
耽美性が強く。日記の中の超現実が次々に現実に解体されていく過程も痛快。
でもひとつ謎が残っているのですが・・・(若しかして私だけ?)未亡人のところに乱入した美人さんは誰。喬子だったのかね?
沙翁研究のため英吉利は倫敦に留学していた私・夏目漱石は、得体の知れない声に夜な夜な悩まされていた。下宿を変えようとも付いて来るその幽霊の声に、遂にベイカー街のホームズとかいう奇人に相談を持ちかけることにした――。
男が密室の中で一夜にしてミイラとなって死んだのは中国人の呪いなのか。ホームズの元に持ち込まれた怪事件に漱石も巻き込まれることに。

シャーロキアンが剃刀の刃を送りつけそうですが・・・。占星術殺人事件で御手洗潔が言っていたホームズ像そのもの!
でもまあ最後に夢は帰って来るさ。
ワトスン氏が普通に好紳士で切れ者かも。一般にワトスン役は一般読者より少し察しが悪くなくてはいけないらしいけれど、本物はそうでもない。現役の医師だし。
惜しむらくはミイラトリックはわかっちゃうよなあ、これは。まあ、裏の陰謀(?)までは思わなくとも。
2030年、移民の増加により雑居化が進み、機能しなくなった都市を捨て、東北に日本人だけが移り住み作られた独立都市・ファウンデーション。首長の家出した娘を探し出すこととなった月岡は、ハイテクノロジィによって豊かな環境・暮らしを享受するファウンデーションの大きな秘密を知ることとなる――。

結局のところ、現代社会批判だろうか。
競争社会に環境問題、核家族化から家族愛まで、行きすぎた現代社会の有様をファウンデーションが具現しているというわけか。
SFといえど、なんて難い!
朝起きると知らない内に半年が過ぎていた――主人公は事故の後遺症で記憶を蓄積できなくなっていた。事故以来欠かさず付けられた日記には、親友が失踪する寸前に一緒にいたことが記されていた。フラッシュバックする親友の死に顔。突然記者に化けて現れた女性、自殺した女子高生。親友を殺したのは自分かもしれない・・・。

記憶障害は昨今の流行なのでしょうか・・・(笑(まあ、実際のところ笑えたもんじゃあなかろうが))
『ぶらんでぃっしゅ?』然り、『博士が愛した数式』然り(マダ読んでないが。)
そう云えば、ブギポのアニメ版にもそんな人がいたなぁ。(これも見てないが。)
犯人はまあ読めてしまいますが、動機が全く凄い。
そしてオチがダーク・・・氏のHPでののりと大違いだ。
「エデンの命題」
アスペルガー症候群の優秀な学生が集まる学園――アスピー・エデン。そこは僕らにとって“エデンの園”のような楽園だったが、ある日突然ガールフレンドのティアが消え・・・その裏には恐ろしい事実が隠されていた!?

題名の通り、旧約聖書・ユダヤ教の話題を軸に、クローニングがテーマになっている一応ミステリィ。
島田氏はやけにユダヤ教に(またはユダヤ民族に)造詣が深そうだ・・・「魔神の遊戯」もユダヤの話だったなぁ。
このまま話が行くもんか、行くもんか、と思っているとやっぱりそのまま行きませんでした。でもこれは先が読めてしまうかも。


「ヘルタースケルター」
割愛。
高貴なる血<ディア>を継ぐ王家正統でありながら、一将軍ムール婦人となり、白い花の館で狂気の中に暮らすディアナ。絶えた筈の純粋な<ディア>を継ぐディアナの子・カトゥサがムール家を継ぐことになったとき、運命<ディア>は再び巡りだした――。

再読。
前に読んだときは、「全く理解できん。わからん」と思ったものですが、今一度読み返してみると、これはもう目茶苦茶面白い。シコウが変わったのか、理解できるくらい賢くなったんだか、さて。
ストーリィは重いですが。人物も重いですが。重いところがいいのかもしれない。

新井女史は、狂人を書くのが巧いのか。
6人の娘から体を切り取り繋いで完璧な女“アゾート”を造る――そんな計画を記した手記を残し、不可解な密室状況で一人の画家が殺された。しかし、本当に6人の娘たちは行方不明になり、次々と手記の通りの場所で体の一部を損った遺体が発見される。画家は生きていた? それとも別の誰かが? 戦前の事件を40年の時を歴て御手洗清が解決する!

かの有名な島田荘司氏デビュー作。今頃んなって読むなよ、と。否、いままで読んでいなかったのか、と。
御手洗潔の変人っぷりが素敵です。
そして、読者への挑戦付なのであった。王道だ。
二度目の読者への挑戦で、犯人の名前から多恵さん関係だろう事は推察がついた。で、多恵さんの亡くなる前に現れた親戚があやしいのも判った。
そこで、一枝が入れ替えじゃないか、とは思った。問題なのは、一枝が多恵の娘だと勘違い(Or記憶違い)していたことだろう・・・。これじゃあ解けん(笑)
この死体入れ替えトリックは思わなかった。が、よくよく考えてみるとこういうトリックのミステリを読んでいるのだ、私は。気付け・・・「六トン」じゃないか!(六トンのほうが新しいから本当は逆だけども)
陰陽師の末裔は密室で死んでいた。自殺? それとも彼は式神に殺されたのか?
「とおりゃんせ」に始まり、安倍清明・式神、鬼の起源までもを解き明かす。

初めて読んだ、かの有名なQED。
民俗学! こういうのは最近の流行なのでしょうか。妖怪シリーズとか・・・。
密室よりも、菅原道真とか鬼とか水銀とか、のほうが印象深い。いや、密室も悪くは無いけれどインパクトで負けているなァ。
国語に効きそうです。特に現代文の授業で。
大規模なオンライン学園RPG"キャラねっと"で起きた3つの事件――密室連続殺人(デリキャラ)・美少女コンテスト・神隠し。事件で出遇った池丸大王&女王の双子とアイドル探偵神宮べるは、キャラねっとの深相へ――。

説明書き辛れえ。
見事なHappyEnd。どんでん返しもあったし。(あの人がね~)
ヤバ池様の起承転結が、ああいう風に系がってくるとは。結鐘のオチが!(でも、単純に計算して彼らが36なら、ヤバ池様は47。老眼も何もまだないだろうよ)
他の流水作品に較べると相当読みやすいと思う。爽やか。
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gremz
プロフィール
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HP:道化館
誕生日:1988/ 08/ 29
職業:学生
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